
メディア・ニュー・ジェネレーション。カナで書くと滑稽である。
このNetBookは、多くのデジタル・クリエイター達が、現場作業の忙しいさなかに書きつづった原稿を、今まさにエディティングしながらできあがっていっている。それは、過去形ではなく現在進行形。原稿を書き終えれば、著者達はまたデジタル・ワークという現代の肉体労働に戻っていく。でも、まだ言ってなかったかもしれないが、仕事はこれで終わったわけではない。ネット上のコンテンツは生き物だ。多くの見知らぬ人々にさらされて孤独だ。いつも面倒をみてやって、生育しなければならない。
このNetBookの目的は、デジタル系コンテンツ制作を目指す、広義のクリエイター達への、伝導・触発・啓蒙・洗脳、さらにはリクルーティングにある。
著者やインタビューに登場する猛者達は、この業界の一線で活躍するプロデューサー、ディレクター、クリエイター達総勢数十名。彼らは先達であり、エバンジェリストであり、開拓者であり、そして会社の経営者であったりもする。話を聞かない手はない。それまでの失敗と成功の歴史、そしてそこで得たノウハウを語らせない訳にはいかない。
しかしこの業界、流れが速い。今日のノウハウは、明日の伝記。いったいいつまで続く、技術革新と統一されない規格の世界。
我々は、情報を発信し続けなければいけない。オンラインであろうが、オフラインであろうが、原稿を書き終えた安堵や、インタビューでしゃべり終えた壮快感は捨て去って、我々自身がメディアにならなければならない。そして新しい世代を育てていかなければならない。それが「Media New Generations」。単なる語呂合わせに過ぎないこのタイトルには、そんな後付けコンセプトが隠されていたのである。
本題に入ろう。このコンテンツに完結はない。本当に、まだ頼んでもいないのだが、ここに登場したプロデューサー、ディレクター、クリエイター達には、何かにつけ再登場願って、常に最新の情報を包み隠さず語ってもらおうと思っている。さらには、これを読んで触発され、反応してきたフレッシュマン達とのセッションにも参加してもらい、これから拡げていくネットワークの中心になってもらおうと思っている。
つまり、このコンテンツは単なる読み物ではなく、その後に続くネットワークの布石に過ぎないということ。これをファースト・コンタクトに、次から次へとイベントが目白押し、というほどではないが、控えている。
具体的な活動は、今後のインフォメーションに譲るが、いずれにしても、日々変化するコンテンツと、今後の動向には、是非注目願いたい。これから先が、本当にネットワークメディアの真骨頂であるのだから。
長谷川 広幸
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