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Q:マーケティングとかはやられないのですか? やってますよ。それはもう地道にいろんなことをやっています。売るための努力、いわゆる昔の企画書言葉でいう「営業支援活動」ということはかなりやるわけです。でも何をやっても、いいタイトルでなければ絶対売れませんね。僕らは広告をやってましたから、その能力を自分たちのために使うわけでしょ。それは他のやり口では勝てないですよ。で、僕らだけでは力が足りなかったら仲間を呼んでくるわけですよ。いわゆる日本の広告業界の、蒼々たる連中がみんな手伝ってくれますからね。 Q:では最後に、これからデジタル・メディアに携わっていこうと考えている人に向けての、江並さんなりの提言があったらお願いします。 こんな業界に来ちゃダメだ、とか(笑)……それは冗談ですけど。でもデジタル・メディアのプロデューサーかとかいってそういう商売というか職種もあるんだろうけれど、本当は何でも自分でやればいいんだよね。僕らもそういうところから始まってますから。それをいろんな意味合いで組織化していった……それだけのことです。そういうところを全然若い人たちが参入してくるんだったら、自分で作るということを一度やった上でプロデューサーになった方がいいんじゃないかとは思いますね。そうでないと、絶対分からないと思う。プロデューサーをやるためのプロデューサーって、ないと思うんですよ。作ってから段々なっていく、と。だから、優秀なクリエイターは優秀なプロデューサーになれると僕は思いますよ。そうでないと独特のカラーが出せないと思うんですよね。 単に金勘定して、製品作って……と言っても、たくさんの作品を見てないとできないことし、見ただけでもなくて、どうやって仕事としてかかわっていくかとか、商売の中でのコツってあるじゃないですか。商売だけやって儲けるだけなら、方法はいくらでもありますからね。それは全部言えますよ。だけどあえてそれをやらないということ……これがまた僕のやり方なんだけど、それにはやっぱりたくさん見ておかないといけない。それは作り手の目で見るわけですよ。あとは才能を見抜く力があるかどうかですから、そうなってくるとやっぱり自分自身で作ってないといけない。何もしないプロデューサーって、いっぱいいます。一番うさんくさい肩書きですよ、プロデューサーって。 だから、まず自分が作った上で……それでも自分が作ったモノ以外に何かもっと別のいいモノがほしいと思うときがあるじゃないですか。今はやはり時間との戦いですから、自分が個人で作れるモノには限界もありますしね。自分はフランス料理の職人だけれど、ちょっと中華料理を食べてみたいな……とか、あるじゃないですか。それと同じように、自分にない優れたものをどうやって引いてくるか。 |
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